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WEB+DB PRESS vol.66に寄稿しました
Webエンジニアの教科書的存在であるWEB+DB PRESSですが、本日12/23に発売のvol.66でのクックパッド特集で寄稿させていただきました。
第三章「ユーザを向いたものづくり」が僕の担当です。サービス開発の進め方について余すこと無くクックパッドでのプロセスを全部まとめています。ユーザを徹底的に向いた開発手法について興味のある方は是非一読ください。
僕以外の記事もインフラ、開発基盤、スマートフォン開発、DevOpsと多岐に渡る分野の内容になっていて、かなり面白い内容になっていると思います。
読もう! WEB+DB PRESS!
「ウェブオペレーション」を献本いただきました
同僚のhmskさんから献本いただいたウェブオペレーション、なかなかまとまった時間が取れていなかったのですが、今週やっと読み終えました。
日本の料理のインフラ
去年、hmskさんが執筆しているときから内容については大筋把握はしていたのですが、 改めてhmskさんが寄稿された18章から読みなおしました。
こういう形で自分の会社のサービスについて、かなり細かな内部なことを客観的に読むことはほとんどないので、 「あぁインフラモニタあるよね。このウィンドウも入社時と比べて種類が増えたもんだなぁ」なんてしみじみ思ったり、 (hmskさん本人も言及されていますが)「いやいやVarnishいま使ってるよねw」なんてにこやかな感じで読んでいたのですが、 フと目にとまったのが「18.7章 抱える課題」。そこにはこうあります。
現在クックパッドのインフラチームが唯一抱えている問題は、インフラチーム外との情報共有の面だ。 アプリケーションの開発チームとインフラチームはグループとしては別の組織として動いているため、 情報の共有がなかなか難しくなっている。(中略) まさに本書の「16章 アジャイルインフラストラクチャ」で述べられているような、 開発と運用の緊張関係に似たようなものがときに垣間見えるのである。
正直、ちょっとドキっとしました。
と、同時に「ムム、そうなのか?そこまででもないんじゃないかな??」と業務を省みることも。 そんなことをもやもや考えながら、まえがきから読み直しました。
ウェブオペレータ
話は前後しますが、本書はウェブオペレータ、本書の言葉をそのまま借りると「ITシステム管理の専門分野で、ウェブアプリケーションの開発、運営、保守、調整、修理を含む」業務を担当するエンジニアたち、のさまざまな知識と経験をもとにしたエッセイ集です。アジャイルのプロセス、継続的デプロイ、RDB/NoSQLなどのDB、ストレージ、キャリアについてなど、ウェブオペレータの目線からの内容はかなり多岐にわたりますが、翻訳の角征典さんの文章がとても綺麗で、非常に読みやすい1冊でした。
個人的には「4. 継続的デプロイ」「10. 開発と運用の協力と提携」 「13. 障害を活用する:ふりかえりの技芸と科学」「16 アジャイルインフラストラクチャ」あたりが特に読んでいて面白かったです。 リリースされるサービスをどういう視点でインフラはサービス開発エンジニアと協力していくべきなのか、 品質を保ちながらリスクを少なくリリースを行いつづけるための試行錯誤など、ウェブオペレータとしての生々しい声がグっときました。
このあたりについては、16章の最後にある文章が印象的です。
「アジャイル」は間違って理解、使用されることが多い。「2週間ごとに動くソフトウェアを提供する」開発者の犠牲になっていたら、 本当に申し訳ないと思う。彼らは、自分たちの行動をよく理解していないだけなのだ。悪気があるわけではない。 是非、彼らを助けてあげてほしい。それがあなたの助けにもなる。お互いに助け合いが必要だ。
(中略)
1つの考え方や観点に囚われてはいけない。最善のアイデアは文化が衝突したときに出てくるものだ。 優れたものを見つけたら盗め。理解できたら活用しろ。できるようになったら還元だ。
「アジャイル」になるかどうかなんか気にするな。「すごい」人を目指せ。
技術的な問題を解決するのは人だ。
みんなで幸せになろうよ。
日本の料理のインフラ、ふたたび
1冊まるまる読み終えてもう一度、最初に気になった18章の箇所を読みなおすと、なんかスっと納得できた気がしました。 あぁ、そうか。僕はインフラチームの取り組みを理解できていなかったし、理解していたつもりになっていただけだった。 普段のSkype上での会話と週1のエンジニアミーティングで情報共有は大筋できていたと思い込んでいたけど、 そんなレベルじゃ全くダメだったんだな、というのが1冊読み終えた後の率直な感想です。
今はプロジェクトによっては、サービス開発のプロジェクトにインフラエンジニアが最低1名Joinして、 一緒にサービスを創り上げることも試行しています。 スケールの問題はまだありそうですが、最初の問題の1つの解としては挙げられそうです。 実際、僕のいるグループにhmskさんがJoinしていた時は、物理的な席もすぐ近くにいたので、 インフラ面での相談もしやすく、圧倒的な安心感がありました。
そんなわけで
本書はインフラエンジニア(ウェブオペレータ)の方が読んでも、「そうそう、そうだよなぁ(ニヤニヤ)」と 納得感があるものも多く面白いでしょうが、むしろサービス開発エンジニアこそ読むべき1冊ではないでしょうか。 より高速に価値の高いサービスを産み続けていくためには、 パっと出のアイディアと強引な実装だけで成立しつづけるものではありません。 サービス開発エンジニアとインフラエンジニアがいかにして協調しあうべきなのか。
一度じっくり考えさせられるきっかけになる一冊だと思います。
「ウェブ時代 5つの定理」を読みました
梅田さんの本の『ウェブ進化論』『ウェブ時代をゆく
』と続くウェブ時代シリーズ(と、勝手に呼んでみる)。
内容はシリコンバレーのビジョナリー、アントレプレナーな人たちの言葉をまとめたものに、梅田さんのシリコンバレーの生活を重ねて綴ったもの。内容の大半はそんなビジョナリーな人たちの言葉で埋め尽くされているので、読後はかなり前向きになれます。訳も丁寧に訳されているので、原文の雰囲気を壊さずに感じ取れます。
ただ、梅田さんの本として読んだときには、個人的には☆3つくらい。梅田さんの本で好きなのは、もやもやした概念を頭の中でスッキリさせてくれるその独特のフレーズだと個人的に思っています。たとえば、『ウェブ進化論』では「あちら側とこちら側」と相反する言葉を提示することで、時代の流れが確かに変わってきていることを実感させてくれましたし、『ウェブ時代をゆく』での「学習の高速道路の先には渋滞が待っている」と、技術者であれば誰でも納得せざるをえない言葉を提示してくれました。
僕は梅田さんの本ではそのあたりの絶妙な言い回しが好きなのですが、本書ではそれが無かったのが残念。もちろん、それにあたるものがシリコンバレーのビジョナリーたちの言葉にあたるのですが、単純に前向きになりたいだけだったら、「イチロー 262のメッセージ」みたいなものでもいいかな、とも。(ちょっと極端だけど)
と、まぁ言ってみたものの、シリコンバレーの雰囲気や人々のマインドは充分に伝わってくるので、そのあたりを望む人にとっては損は無い内容かと思います。
勝間本をいくつか読んでみました
なんとなく会社で勝間本がプチブームになっていて、自分で買ったり回し読みしたりしてる日々です。元々勝間さんは、僕と同じ名字というわけで無駄に運命じみたものを(一方的に)感じていて、気になっていたのですが、ここ最近のブームのってやっとこさ読んでみました。とりあえずここ1週間でざっと次の3冊ほど読んでました。
金融、資産運用の話について、僕のようなまったくの素人にとってかなりいい本。「世の中でお金は実はこんな動きをしていたのか」なことが多くあり、かなり勉強になります。最初は「日本人はもっと株をすべき!」な内容なのかと思っていたらそうではなく、むしろデイトレーダなどには否定的な和代さん。資産運用の手段について数多く丁寧にメリット、デメリットを説明されています。全体的にかなり「客観的に見た現実的なライン」を引いてくれている印象が強く、入門本として非常にいいと思います。だからこそ、もう少し違う観点からの本も読んでみたいと素直に思いました。id:ishida曰く、木村本(最新版 投資戦略の発想法)がいいそうなので、そのあたり読んでみようかな、と思っています。
効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法
和代さんの普段の生活、考え方なんかをまとめた本。GmailやGoogleDocsなんかを有効活用しまくれ!や、とにかくどんどんアウトプットしていけ!な下りは、既に僕もやっていたり同じ考え方だったので間違いじゃなかったな、と納得。また、マッキンゼーの情報整理法やフォトリーディングについては非常に興味深かったので、このあたりはもう少し別の本を読んでみたいな、と。併せて、巻末の和代さん推薦本リストはちょっとづつ読んでいきたいです。
勝間本、とまではいかないものの、最近の和代さんの活動をグッとまとめて読むにはいい雑誌。内容は「効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法」をまとめ直したものなので、最初にこれ読んでみるのが手っ取り早くていいかもしれません。神田昌典さんとのセミナー音源のDLパス情報が掲載されてあるので、それ目当てでもいいかもしれません。
最近は読書ブーム
特に理由もないのですが、最近人生で初めてといってもいいくらい、技術本以外のまともな本を読みたくなってる時期。そんな中、いろいろ他のおすすめ本のパスも示してくれつつ、勉強にもかなりなる勝間本はうってつけの本でした。流れがあるうちにもっといろいろ読んで行こうと思います。あと、いつの日か、僕の勝間本を出せるような時がくるように頑張りたいです><
というわけで
まずはWEB+DB PRESS の新刊を読んでおきますかねw
JavaからRubyへ
もともとは先週末に開催される予定だったIE SOUND JAMBOREEの準備中に読む予定だったのですが、あいにく台風で中止になってしまったので、この連休中に一気に読みきりました。
本書の内容はざっくりまとめると
- WebアプリケーションをJavaをはじめ、Ruby以外の言語で実装している
- Ruby on Railsが気になっている
- Rubyが盛り上がっているようだけども、まだ学習にとりかかれていない
- JavaアプリケーションをRubyベースへ移行を検討している
このような技術者、またはそのマネージャをターゲットにし、現行のアプリケーションをRuby on RailsやRubyベースのアプリケーションへどのように移行するのがベターか?を展開していくものです。
僕自身、Ruby on Railsには非常に注目をしていましたし、今も注目を続けています。ただ、PHP + SmartyベースにAjaxを絡めたWebアプリケーションの構築にようやく慣れてきて、現行のシステムもそれなりの形になってきて、新規立ち上げプロジェクトもPHP + Smartyのもので実装をしようと進めているところです。そんな中なので、「いつ」Railsベースのものに切り換えていくかは、十分に検討する必要があり、その検討材料を集める必要がありました。また、Rubyの学習は全く進んでいないので、「Rubyでできること、できないこと、得意なこと、不得意なこと」を明確に理解しておくことは重要なことです。そんな背景において、本書は非常に有意義なものでした。
JavaとRuby
タイトルが「JavaからRubyへ」とあるくらいなので、Javaを軽んじ、Rubyを崇める内容なのかと最初は思っていたのですが、実際はかなり中立的な視点であると感じられました。実際、筆者はRubyを利用することをもちろん推しているのですが、それでもEnterprise JavaとRubyとの住み分けは適材適所であることを明記していますし、その移行についてもリスク、パイロットの実装、既存アプリケーションへのブリッジなど、幅広い視点を持っています。
そもそも、本書の根底にあるスタンスは非常に明確で、「生産性を高めることこそが重要である」ということを冒頭で述べています。その理由は次のように述べられています。
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