梅田さんの本の『ウェブ進化論』『ウェブ時代をゆく
』と続くウェブ時代シリーズ(と、勝手に呼んでみる)。
内容はシリコンバレーのビジョナリー、アントレプレナーな人たちの言葉をまとめたものに、梅田さんのシリコンバレーの生活を重ねて綴ったもの。内容の大半はそんなビジョナリーな人たちの言葉で埋め尽くされているので、読後はかなり前向きになれます。訳も丁寧に訳されているので、原文の雰囲気を壊さずに感じ取れます。
ただ、梅田さんの本として読んだときには、個人的には☆3つくらい。梅田さんの本で好きなのは、もやもやした概念を頭の中でスッキリさせてくれるその独特のフレーズだと個人的に思っています。たとえば、『ウェブ進化論』では「あちら側とこちら側」と相反する言葉を提示することで、時代の流れが確かに変わってきていることを実感させてくれましたし、『ウェブ時代をゆく』での「学習の高速道路の先には渋滞が待っている」と、技術者であれば誰でも納得せざるをえない言葉を提示してくれました。
僕は梅田さんの本ではそのあたりの絶妙な言い回しが好きなのですが、本書ではそれが無かったのが残念。もちろん、それにあたるものがシリコンバレーのビジョナリーたちの言葉にあたるのですが、単純に前向きになりたいだけだったら、「イチロー 262のメッセージ」みたいなものでもいいかな、とも。(ちょっと極端だけど)
と、まぁ言ってみたものの、シリコンバレーの雰囲気や人々のマインドは充分に伝わってくるので、そのあたりを望む人にとっては損は無い内容かと思います。
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2008/03/06 (Thu)