日本国内のSNSはmixiの完全な一人勝ちで落ち着いてしまっています。
立ち上げ当時はgreeとmixiの二台巨頭な図式も、今となってはgreeはキヌガサやトモモト(サービス停止), Echoo!といった「廃れたSNS」と等価と言って等しいと思います。
ちなみに僕は運がいいことにmixi立ち上げの初期に参加することができて数百万ユーザがいる中、UserIDが2桁(!)なんてことになっています。ちょっとプチ自慢できるかも?
さてさて。
「時代はSNSだ!」な煽り気味な風潮が出来てしまったおかげで2005年初期は似たり寄ったりなサービスが乱立してしまいました。結果、サービス面やUIでmixiと比較して大きなアドバンテージを取ることが出来ずにそれらのサービスはどんどん風化されて「サービス停止のお知らせ」というトホホなメッセージをトップに設置しなければいけなくなったわけで。
僕が思うに、mixiを今更越える(*)のSNSを提供するのは、サービス面で攻めても無意味だと思うわけです。キーワードは「技術」。
(*) 「越える」の定義はここでは難しい。
敢えて定義すると
「各ユーザの利用時間」×「総ユーザ数」⇒「総消費時間」
なのかもしれない。
mixiはいまだかつてないほど自分たちの時間を奪うメディアになっているので。
数百万ものパイを持つmixiに真っ向から上っ面だけのサービスを提示してももはやmixiをひっくり返すことは難しいわけで。そうなるとテクニカルな面から「おおおおお」と思わせるサービスを生み出すことが重要だと思うわけです。例えば似たり寄ったりの地図サービスに衝撃を与えたGoogleMapのようなもの。
もしかしてそんなものになるのかもしれないものが、研究者の世界でじわじわと広がりつつあります。それがJSAI2006大会支援システム。
基本的にはこれはSNSではなく、あくまでも大会を支援するもので研究者同士のつながりを強調させていこうというのが目的。なので参加しているユーザは実名が暗黙のルール、という風潮。
(mixiも立ち上げ当初は実名が多かったものの、もはやそんな風潮は無くなってしまったなぁ)
このシステムの優れている点は「人と人のつながり」をGoogleからキーワード検索して「人と人の距離」を算出しているところ。なのでWeb上から引っ張ってこれる「自分と近しい人」を視覚化し、また最短パスを提示してくれます。
要するに
「この人と知り合いたい・・・んだけど、どの人伝えにいけばいいんだろう??」
という要求にこたえてくれる。つまり人脈マップの自動生成をしてくれるわけです。
たとえばこれは今日時点における僕の近しい人たちのマップ。

画像はSVG形式で出力されます。Adobeからプラグインをインストールすればほぼ全てのブラウザで見れるはず。これを見れば「互いに知り合いと判断した人」、「知り合い登録が片方向の人」、
「互いに研究を行った人」などの情報が瞬時に得られます。また、Passion For The Futureの橋本大也さんとは2ホップでたどれることもすぐに分かります。
これを見ていると人とのつながりに対する意識に新しいものを感じざるを得ないし、同時にSNSとしてのブレイクスルーをピコン!と感じます。さらにおいしい機能としてmxiのあるユーザページで
JSAIのBookmarkletをクリックすると、そのユーザがJSAIのサービスにも存在しているかどうかを教えてくれる、というmixiの上に「乗っかった」サービスも提供しているのも面白いところ。
(ユーザはあらかじめ自分のmixiプロフィールURLを指定しておく必要はある)
テクニカルな面から攻めて「お!」と思ったSNS(っぽいもの)は実質これが初めてかもしれません。
気になるのはこのサービスのURLに「2006」の文字が入っていること。今年だけで終わらずに本格的なサービスとして広まっていくことを期待したいと思います。
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2006/06/01 (Thu)